家族構成の変化で暮らしが変わる

Atelier Otti という名前でふんわり優しい布アクセサリーや布小物を製作されている、MISAさん。15年ほど前にご夫婦2人の時に建てられたお家のリノベーションをirutoco。にご依頼頂きました。

現在、4月から小学4年生と小学1年生になる2人のお子様が生まれ4人家族になり、ご夫婦2人の時に良いと思っていた間取りに少しの暮らしにくさを感じておられていました。又、ちょうどコロナ渦で外出がしずらくなり、お家に居る時間が増えたことでよりその想いは強くなることに。

「もっとお家に居る時間を家族全員が快適に過ごせないだろうか?」そんなお悩みを聞かせて頂くところからirutoco。のリノベーションはスタートしました。

左 MISAさん   右 私(irutoco。福井)

外壁廻りとLDK..リノベーションへのご夫婦それぞれの想い

築15年、ちょうど外壁塗装のタイミングを迎えられていました。又、2階のベランダが広く設計されているのですが屋根が無く、広さの割には洗濯物を干す時も不便さを感じておられました。ご主人はキャンプが趣味でもあり、テントなどを干したりなど広さを活かすベランダリノベーションも希望。外壁塗装も以前から考えていたネイビーブルーをという理想もお持ちでした。

外壁塗装色 ネイビーブルーと破風のブラウンの色をご主人の理想の色に合わせて調色。色味を細かく指定し結果長年の希望のイメージが叶ったと大満足頂きました。

奥様のMISAさんは、やはりLDKで家事をしたりお子さんと居たりする時間が多く、LDKの少しの「暮らしにくさ」を解消することを望まれていました。

ご夫婦それぞれの想いや希望。それらを一旦受け止めて、客観的に整理していき予算に落とし込んでいくのがプロとしての私の仕事。協力コラボ工務店様の藤田工務店 藤田社長にもアドバイスを頂きながら、何度もMISAさんご夫婦と打ち合わせさせて頂き、プランと予算を調整していきました。

キッチンはPanasonic。以前は白いキッチンでしたが、MISAさんのイメージに合わせネイビーブルーの扉色にタイルのグリーンを取り入れました。コンロやレンジフード、食洗機などの機能もMISAさんの使い勝手に合わせご提案したり一緒にショールームにも行き、決めて行きました。
キッチンに立つMISAさん。MISAさんにとってもお似合いのキッチンになりました。

リノベーションと収納計画

リノベーションの設計プランや工事内容と並行して、MISAさんと私(irutoco。福井)で考えて行ったのがお家の「収納計画」。irutoco。のリノベーションではこの「収納計画」が必ずセットです。【暮らし方】をリノベーションしようと思ったら、「暮らし」に必要な「モノ」の見直しと、それを何処に住所をつけてあげるか?(収納場所)を決めてからでないと 新しいキッチンも造作棚も、間取りさえ決められません。

家自体を変えるのではなく、そこで暮らす人の生活を変えるのですから。私は人の動き(生活導線)とその活動に必要なモノの動き を捉える事を常に考えるようにしています。プラスα、「心地よいインテリア」、暮らす方が「大好き!楽しい!」と思って生活できる「インテリア」を考えます。

元雑貨店を営まれていたMISAさん。集められている素敵な食器を飾り楽しまれています。リノベ前は戸棚の内に仕舞われていました。
カウンター上の瓶やカップを並べられている棚はご主人がDIYでつくって下さいました。サイズもぴったり♪

家族それぞれの居場所、空間の使い方

昨年からのコロナ渦もあり、週末は家族4人お家の中で過ごす時間が増えたMISAさん。お子様も小学3年生と年長さんとなり、自分のしたい事もちゃんと出てきました。ご主人は「DIY」と「キャンプ」が趣味。以前は休日と言えば、ご家族でキャンプに出かけられていましたがそれも出来ず….

家族皆んながお家の中で、それぞれが好きな事を過ごせたら良いな…そんな想いも抱くようなっていたMISAさん。

お家での「家族の過ごし方」を【どうしたいか?】をヒアリングし、コンサルティングさせて頂きました。【どうしたい?=理想の過ごし方】はつくっていくのです。【空間】を意図的に【暮らしたいカタチ】に合わせて設計していきます。その時フォーカスするのは、そこに住む「人」です。住まい方は人や家族様々。オンリーワンの「住まい方、暮らし方」を客観的に捉え、お客様の【理想の暮らし方】をつくっていく..それがirutoco。イルトコ 。の仕事です。

リビングに隣接していた小上がりの和室を取っ払い、ご主人のキャンプ用品が収納できるコーナーに。お家の中で週末キャンプを楽しまれているそう。
お子さんお二人のデスクスペースとして、リビングの壁面に可動式の造作棚を計画。それぞれがお気に入りのモノを飾るスペースができました。

プライベートとMISAさんの仕事空間

使いずらかったクローゼット収納を取っ払い、MISAさんのアトリエに。MISAさんの作品の世界観に合わせディスプレイも施しました。

家族と過ごす時間も大切だけど、【自分時間】も大切だし、【仕事時間】はプライベートとは分けたいですよね。家事や子育てをしていると仕事とプライベートがどうしても一緒になってしまいがち。その時、【空間】をプライベートと仕事でしっかり分ける事が大切になってきます。部屋を特別に分ける必要はありません。【空間を分ける】事で意識や過ごし方も変えることができます。

MISAさんのアトリエはキッチンの裏手の元クローゼット収納。リビングと繋がっているけれど、空間を分離させることが出来る位置。仕事に集中したい時、自分時間を満喫したい時は、このアトリエ空間に。お母さんにとって限られたスペースだったとしてもこの【自分空間】があることは、暮らしをとても豊かに出来ると考えています。

仕事に没頭したい時には「母、休業中」の札を。母も一人の女性。自分の時間を持つことを大切にして欲しいです。
お気に入りのアトリエでMISAさんの布小物が生まれていきます。その作品が多くの方を喜ばせると思うととても嬉しい。
MISAさんの作品。布の端切れを使ったエコタマピアスが人気♪
パーツを整理して収納。製作もはかどります。

リノベーションをしてみて

ダイニングでくつろぐMISAさん。家事を終えホッと一息の時間。大切ですね。

リノベーションをして、コロナ渦でもお家で家族皆んながお家の中で「心地よく過ごす」事が出来るようになったとMISAさん。家族がお互いを感じながらも一人一人が自分の空間で好きな事をしている時間がとても心地いいんです。とお話くださいました。

お家時間が長くなり、お家での過ごし方に向き合われた結果、MISAさんは「心地いい暮らし」を手に入れられました。

「日々の何気ない生活に向き合う」って実は難しい事。主観的には中々捉えられないからです。何気ない生活だからこそ、「客観的な目」で捉えて貰うことが近道だったりします。その部分をirutoco。を信頼し任せて下さった、MISAさんとご主人に感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

MISAさんありがとうございました。

最後に、irutoco。イルトコ 。の想いやコンセプトに共感くださり、共にお客様の暮らしのリノベーションをカタチに下さる、irutoco。協力コラボ工務店の藤田工務店様。いつもありがとうございます。真摯に私達と一緒にお客様に丁寧に向き合ってくださる工務店様です。

irutoco。イルトコ 。のリノベーションにご興味を持って頂いた方は是非お気軽にお問い合わせください。

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